この記事では、個人で利用できるおすすめのVPNやメリット・デメリットのほか、以下の内容について解説していますのでぜひ参考にしてください。
また、「おすすめの有料VPN5選」では目的別にあったVPNの紹介や、VPNサービスの具体的な比較点についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
\ 厳選おすすめVPNサービス5選 /
おすすめVPNソフト | 月額料金 | 同時接続台数 | 返金保証 |
---|---|---|---|
NordVPN | 1,370円 | 6台 | 有り |
ExpressVPN | 1,664円 | 5台 | 有り |
ProtonVPN | 1,198円~(プランによる) | 1~10台(プランによる) | 有り |
MillenVPN | 1,628円 | 5台 | 有り |
Surfshark | 1,629円 | 無制限 | 有り |
そもそもVPNとは何か?

VPNとは「Virtual Private Network(バーチャル・プライベート・ネットワーク)」の略で、ネットワーク上に仮想の専用回線を構築する技術を指します。
仮想の専用回線上で行われる通信は、暗号化されるので、外部からの参照されることがないので、安全なインターネット通信が可能です。
また、1つのネットワークを共有するため、自宅にいながら会社と同じ環境で通信が可能なので、リモートワークにも適しており、導入する企業が増えています。
「VPN」についてもっと詳しく知りたいという方は以下の記事で解説しているので、参考にしてみてください。
個人でVPNを使うメリット

企業ではテレワーク推進のために導入が進んでいるVPNですが、個人で利用する場合、主に以下のメリットがあります。
- セキュリティを強化できる
- 海外のサービスにアクセスできる
- サブスクリプションを安く契約できる
セキュリティを強化できる
個人でVPNを利用する人の目的の多くはセキュリティの強化し、安全にインターネットを利用するためです。
昨今では、Webサイトの多くは暗号化(SSL)されており、基本的に安全性が高いのですが、Webサイトの中にはSSLを採用していなかったり、フィッシングサイトなど危険が潜んでいます。
それらに対する対策としてVPNを導入することで、通信を暗号化し、第三者からデータを傍受(盗聴)されることを未然に防ぐことが可能です。
VPNはセキュリティ対策として、低価格かつ導入が簡単で非常におすすめです。
海外のサービスにアクセスできる
日本から海外のサイトやサービスにアクセスしたり、逆に海外から日本のサービスにアクセスする場合に、ジオブロックが働き利用できないケースがあります。
他国から利用できない点については、放送権や国ごとにさまざまな規制が存在するため、仕方のないことなのですが、VPNを利用し、他国のIPアドレスを用いることで回避できます。
サブスクリプションを安く契約できる

Netflixを始めとした全世界でサービスを展開しているサブスクリプションは、国によって月額料金が異なります。
以下は、Netflixの月額料金が最も安いトルコと日本の価格を比較したものです。
日本 | トルコ | 価格差(月) | 価格差(年) | |
---|---|---|---|---|
ベーシック | 990円 | 210.52円(26.99TRY) | 約780円 | 約9,360円 |
スタンダード | 1,490円 | 319.72円(40.99RTY) | 約1,170円 | 約14,040円 |
プレミアム | 1,980円 | 452.32円(57.99TRY) | 約1,528円 | 約18,336円 |
最も月額料金の安いベーシックプランを利用した場合でも、年間で約9,360円もの価格差が発生し、プレミアムプランにいたっては、2万円近く差があります。
この金額は、VPNサービスを契約していても十分元が取れる金額で、長期契約と合わせれば国内で契約した場合と比較すると、非常にお得に利用が可能です。
個人でVPNを使うデメリット
非常に便利なVPNですが、以下のデメリットがあります。
- 毎月利用料金が発生する
- 通信速度が低下する
毎月利用料金が発生する
当然ながらVPNサービスを利用するには月額料金が発生します。
ただし、ほとんどのVPNサービスは、30日~45日程度の返金保証を設けていたり、長期契約の際には30%以上の割引を行っています。
そのため、VPNサービスを利用することで得られるメリットの大きさから考えれば、月額料金を負担に感じることは少ないでしょう。
通信速度が低下する
安全性や匿名性を確保するために、二重の通信を行うVPNの特性上、インターネットを普通に使う場合と比べるとどうしても速度が低下してしまいます。
通信読度の低下に関しては、安全性を確保するために仕方がない点ではありますが、少しでも速度の速いVPNサービスを選択すること対策をすることが可能です。
個人でVPNの利用をおすすめする人
利用目的は人それぞれですが、以下に該当する方はVPNの利用をおすすめします。
- インターネットを安全に利用したい
- サブスクリプションをお得に利用したい
- 海外のサービスを利用したい
インターネットを安全に利用したい
VPNを利用すると「トンネリング」や「カプセル化」などの技術により、安全にインターネットの利用が可能になります。
パソコンでの利用以外でも、AndroidやiPhoneといったモバイル端末でもVPNは利用可能なので、日頃からインターネットの利用頻度が高い方はVPNの導入をおすすめします。
サブスクリプションをお得に利用したい
サブスクリプションは、同じサービスでも国によって価格が大きく異なります。
VPNを利用することによって、現地の人と同じ価格でサブスクリプションなどのサービスを安く契約し、お得に利用することが可能です。
たとえば、NetflixやYouTubeプレミアムなどもVPNサービスを利用して、インドやトルコなどの物価の安い国の料金で登録することができます。
具体的な方法は、「Netflixを安く契約する方法」「YouTubeプレミアムを安く登録する方法」で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
海外のサービスを利用したい
日本から海外のサービス、もしくは海外から日本のサービスが利用できないケースが非常に多いです。
原因として、IPアドレスによって接続元の国が識別され、アクセスが拒否されてしまうためです。
VPNを利用すれば、普段とは異なるIPアドレスを利用できるので、日本にいながら海外のサービスの利用が可能になり、同様に、海外から日本のサービスも利用できます。
具体的な例としては、動画配信サイトの「TVer」などは日本国内向けに配信しているため、海外から見ることができませんが、VPNを使うことで日本のIPに接続し、海外からでも「TVer」を見れるようになります。
個人利用におすすめのVPNサービス5選
この項目では、個人利用におすすめなVPNサービスを厳選して紹介します。
VPNサービスが色々あってわからない、という方は当記事で紹介しているVPNサービスを検討してみることをおすすめします。
どのサービスも30日間返金保証付きなので、「まずはVPNはどんなものか試してみたい」方でも気軽に利用できます。
おすすめVPNソフト | 月額料金 | 同時接続台数 | 返金保証 |
---|---|---|---|
NordVPN | 1,370円 | 6台 | 有り |
ExpressVPN | 1,664円 | 5台 | 有り |
ProtonVPN | 1,198円~(プランによる) | 1~10台(プランによる) | 有り |
MillenVPN | 1,628円 | 5台 | 有り |
Surfshark | 1,629円 | 無制限 | 有り |
NordVPN

サーバー設置国数 | 60ヵ国以上 |
サーバー数 | 5,000台以上 |
月額料金 | 1ヶ月:1,507円 |
最安価格 | 2年間::2,114円(月額460円) 51%OFF |
最大同時接続台数 | 6台 |
専用アプリ | 有り(Windows/MacOS/Linux/Android/iOS) |
- 長期契約の割引率が高い
- 日本語に対応していて使いやすい
- 対応動画コンテンツが多い
「NordVPN」はパナマに籍を置くTefincomが運営するVPNサービスです。
同サービスの特徴は、対応している動画コンテンツが多い点で、日本にいながら海外の動画サイトを利用したい方に特におすすめです。
もちろん、海外から日本の動画コンテンツへアクセスする際にも利用できます。
なお、長期契約を行うと非常に高い割引率になるので、長く使う予定なら、1年以上の契約を推奨します。
\日本語対応で使いやすい/
ExpressVPN

サーバー設置国数 | 94カ国 |
サーバー数 | 3,000以上 |
月額料金 | 1カ月 :12.95ドル |
最安価格 | 12カ月:80.04ドル(月額6.67ドル) 49%OFF |
最大同時接続台数 | 5台 |
専用アプリ | 有り(Windows/MacOS/Linux/Android/iOS/ルーター) |
- 業界最高水準の通信速度
- 情報セキュリティの高さ
- サポートが丁寧
「ExpressVPN」は英領バージン諸島に本拠地を置くVPNサービスです。
VPNサービスは仕組み上どうしても速度の低下の問題が付いて回りますが、同サービスは業界最速の通信速度に定評があるので、少しでもストレスなくVPNを利用したい方におすすめです。
また、カスタマーサポートが丁寧と評判で、日英自動翻訳のチャットが利用できるので、初心者でも安心して利用できます。
\業界最高水準の通信速度/
ProtonVPN

サーバー設置国数 | 50ヵ国以上 |
サーバー数 | 1,200以上 |
月額料金 | 1カ月:3.29ユーロ~30ユーロ(プラン・契約年数による) |
最安価格 | 33%OFF | 2年間:78.9ユーロ 月額3.29ユーロ(Basicプラン)
最大同時接続台数 | 1~10台(プランによる) |
専用アプリ | 有り(Windows/MacOS/Linux/ChromeOS/Android/iOS) |
- ほぼ全てのプラットフォームに対応
- 完全無料のFreeプランあり
- 独自のSecure Coreサーバーにより非常に高いセキュリティ
「ProtonVPN」は、スイスに本拠地を置くProton Technologiesが2017年より運営されているVPNサービスです。
同サービスはSecure Coreサーバーを導入することにより、ただでさえ高いVPNの安全性をさらに高めているので、無料Wi-Fiに接続する機会が多い人に特におすすめします。
加えて、完全無料のFreeプランもあるので、初めてVPNを利用する方なサービスです。
\Freeプランでお試しに最適/
Millen VPN

サーバー設置国数 | 47カ国以上 |
サーバー数 | 1,300台以上 |
月額料金 | 1カ月:1,628円 |
最安価格 | 3年間:34,848円(月額968円)40%OFF |
最大同時接続台数 | 5台 |
専用アプリ | 有り(Windows/MacOS/Android/iOS) |
- 日本の企業が運営する安心感
- 比較的通信速度が速い
- モバイルアプリの設定が簡単
Millen VPNは日本のアズポケット株式会社が提供するVPNサービスです。
VPNサービスの多くは海外の企業が運営していますが、Millen VPNは日本の企業が運営しており、当然ながら完全日本語対応なので、英語が苦手な方も安心して利用できます。
また、中継サーバーが日本に多く存在するため、海外のサービスより速い通信が行えます。
\完全日本語対応で初心者も安心/
Surfshark

サーバー設置国数 | 65ヵ国 |
サーバー数 | 3,200台以上 |
月額料金 | 1カ月:1,629円 |
最安価格 | 2年間:7,656円(月額319円)80%OFF |
最大同時接続台数 | 制限なし |
専用アプリ | 有り(Windows/MacOS/Linux/ ChromeOS/Android/iOS/Firefox) |
- 接続台数が無制限
- 長期間での料金が格安
- 30日返金保証に加え、7日間の無料お試しがある
「Surfshark」は英領ヴァージン諸島で運営されているVPNサービスです。
業界内では珍しく、接続台数が無制限なのに加え、なんといっても2年契約時の月額料金がわずか300円程度と非常にコスパがよい点が特徴で、何かとコストが気になる個人利用に最適です。
30日間返金保証に加えて、7日間の無料お試しがあるので、初心者でも気軽に利用できる点も見逃せません。
\ 接続台数無制限のVPNサービス /
VPN接続のやり方
ここでは、実際にVPN接続のやり方を知りたいという方に向けて接続方法の一例を紹介していきます。
今回は「Surfshark」を例として接続のやり方を解説していますが、当記事で紹介している「おすすめVPNサービス」であれば初心者でも簡単に使用することができます。
以下では手順1と手順2にわけて実際にVPN接続をするまでの方法を解説しているので参考にしてみてください。
個人利用でおすすめのVPNについてよくある質問
個人利用に限らず、VPN全般でよくある質問をまとめました。
- VPNは無料で利用できますか?
-
無料で利用できるVPNもありますが、セキュリティの面でおすすめできません。
したがって、VPNは安全に利用できる「個人利用におすすめのVPNサービス」で紹介している有料VPNを利用しましょう。
なお、ほとんどのVPNサービスは30日間返金保証を設けているので、実質1カ月は無料で利用が可能です。
- なんで無料のVPNは危険性があるのですか?
-
有料のVPNはログを保存しない「ノーログ」をポリシーとして掲げているなど、セキュリティ面がしっかりしているのに対して、無料のVPNはユーザーの通信記録を保存している場合が多く、トラブルに繋がる要素があるためです。
- VPNはスマホでも使えますか?
-
はい、利用可能です。
多くのVPNサービスはAndroidやiPhone用のアプリを提供しており、モバイル端末でも簡単に安全なVPN通信を行うことが可能です。
今回「個人利用におすすめのVPNサービス」で紹介しているVPNサービスはすべてモバイルアプリを提供しています。
- VPNを利用中にオフにするとどうなりますか?
-
VPNをオフにすると、これまで暗号化されていた通信が、通常のインターネットの通信と同様になります。
ただし、一部のVPNサービスには「Kill Switch(キルスイッチ)」という不意な切断時(設定によって任意時も)は自動的にインターネット自体を切断する機能が備わっています。
そのため、VPNが切断されたために、安全性が失われ、不利益を被ってしまうケースを避けることが可能です。
- 中国でVPNを使うのは違法ですか?
-
違法ではありませんが、非常に規制が強いため、現地では政府に認可された通信業者しか利用することができません。
ただし、中国でVPNを利用したことが原因で逮捕されたなど、問題に発展したケースは、筆者が調べた限りでは見つかりませんでした。
個人利用におすすめのVPNについてまとめ
\ 厳選おすすめVPNサービス5選 /
おすすめVPNソフト | 月額料金 | 同時接続台数 | 返金保証 |
---|---|---|---|
NordVPN | 1,370円 | 6台 | 有り |
ExpressVPN | 1,664円 | 5台 | 有り |
ProtonVPN | 1,198円~(プランによる) | 1~10台(プランによる) | 有り |
MillenVPN | 1,628円 | 5台 | 有り |
Surfshark | 1,629円 | 無制限 | 有り |
- VPNは個人で利用する場合でも十分メリットがある
- 主にセキュリティ対策や海外のサービスを利用する目的が多い
- VPNの長期契約割引と海外のサブスク契約を合わせると、非常にお得に利用が可能
- 海外旅行が多い方や、出張に行く方にもおすすめ
VPNは企業のみならず、個人で利用する人が増えています。
VPNを利用することで、通信が暗号化され安全性が高まるほか、日本からは利用できないサービスが利用できるようになるなど、メリットが多いです。
価格の面でも、月額1,000円程度からがほとんどで、長期契約をすれば月額換算数百円程度になります。
また、VPNを利用するとサブスクリプションが激安なトルコの価格で契約することが可能で、VPNの月額料金の元を簡単にとってお釣りがくるくらいお得に利用が可能です。
海外旅行へ行ったり、頻繁に出張がある人は、日本のサービスにアクセスする目的で事前にVPNを契約しておくのもよいでしょう。