500社以上の物流システム構築で培ったノウハウを凝縮した「物流センター管理システム」
3PLビジネスの実績を「ONEsLOGI」(ワンスロジ)として体系化
※ONEsLOGI(ワンスロジ)は、ONE STOP LOGISTICS IT SOLUTION の略語であり、日立物流ソフトウェアの商品体系の総称名(商標登録済)です。
日立物流ソフトウェア株式会社
営業本部 第二営業部
第一G 課長
松井 始 氏
物流の世界は、ここ数年で大きく変化している。メーカー、卸、小売など、あらゆる業界・業種の企業がコスト削減とサービス水準の向上を目指し、物流業務全体を一括してアウトソーシングする動きが活発化しているのだ。
そうしたなかで日立物流グループは、材料や部品の調達から工場での生産、販売などの業務と物流の相互連携や管理をITシステムで支え、業務効率化へと導いていく物流改革を提案し、3PLビジネスを強化している。この3PL事業に欠かせない、ロジスティクスITソリューションの担い手となっているのが、日立物流ソフトウェアである。
「日立物流は3PLという形で、アパレル、メディカル、食品、精密機械、日用雑貨など、さまざまな業界・業種にまたがる500社以上の物流業務を請け負っています。それら業務を管理するシステムを構築を支援してきたのが日立物流ソフトウェアです。長年の3PL対応で当社には物流ノウハウ・システムノウハウが蓄積されてきました。それを当社での製品・サービスとして結集し、3PL適用はもちろん、(外部委託でなく)自社で物流を行なっている企業へも提供していくことを目的に開発されたのが『ONEsLOGI』というソリューションなのです。ONEsLOGIは3PLのノウハウを引き継いでいますから冒頭に挙げた多様な取り扱いアイテムに対応しています。また、WMSだけでなく輸配送管理システムなども取り揃え、物流に関してワンストップに製品・サービスを提供できる体制を整えています」と、日立物流ソフトウェア 営業本部第二営業部第一Gの課長を務める松井始氏は、同社の特長を語る。
松井氏の言葉のように同社は、一般の顧客に向けたONEsLOGIソリューションの外販を活発化させている。3PLリーディングカンパニーの日立物流をITの側面から支援しているSIベンダーのソリューションということもあり、昨今、物流事業者や製造業・流通業などからの問い合わせや引き合いの数が急速に伸びているという。実際同社では、ONEsLOGIを外販していくビジネスに本腰を入れて取り組んでおり、「急増するお引き合いに、当社としても誠心誠意お応えし、精一杯のご提案をしていきます。一般でのONEsLOGIのシェアを伸ばしていくため、今の勢いに乗っていきたいと考えています」(松井氏)という。
さまざまな業種の物流センターの課題を解決
ONEsLOGIの中核に位置するのが、「物流センター管理システム」である。これは、倉庫や物流部門での入出荷管理や検品、在庫管理、棚卸業務、物流コスト管理などを担うWMS(Warehouse Management System)だ。
ONEsLOGIソリューションの中核を担う「物流センター管理システム」
「このシステムの狙いの1つは、ベテラン職人の“腕”に頼りがちだった倉庫管理や在庫管理の手順や仕組みを標準化・平準化し、誰もが短期間のトレーニングで効率的に作業をこなせるようサポートすることにあります。さらにハンディターミナルによる検品作業により精度向上を図ることも重要な要素のひとつです」(松井氏)
もっとも、一口に倉庫管理や在庫管理と言っても業種や業態、扱う製品などによって、物流の現場には各社各様の運用形態が採用されている。例えば、アパレル業界においては「色」「ガラ」「サイズ」といった管理が必要であり、また、医薬業界では「先入れ先出し」「ロット管理」が要求される。また、営業倉庫や物流を本業としている企業以外のメーカー、流通企業においては、倉庫管理や在庫管理といったシステムに上位システム(生産管理、販売管理等)が連動される。そのため、それぞれの企業の環境や都合に合わせた形で、ERPなどの基幹業務システムと連携する必要がある。そこで、上流工程での要件定義をしっかり行い、インターフェイスの構築を実施する。同社には、ERPの技術者がおりインターフェイス構築の実績も数多い。
「そうした多様性に対応できることこそ、当社の強みなのです。当社の技術者が要件定義時に業務自体の改善へのアドバイスを行います。現在では、上級SEに限られたスキルですが、ゆくゆくはこのサービスを当社のセールスポイントにしていきたいと考えています」(松井氏)
次代の物流を見据えた高付加価値機能を提供
日立物流ソフトウェアの物流センター管理システムには、入庫管理、在庫管理、棚卸管理、請求管理、マスタ管理など、各業種で必要とされる管理項目を網羅した基本モジュールに加え、ロットトレース、マテリアルハンドリング連動、流通加工管理などの拡張モジュール群が用意されている。さらに、WMSに限らず物流のシステムをワンストップに揃えていることも強みである。輸配送管理システム(TMS)や輸出入管理システム、ピッキングカートなどの周辺システムと連動し、倉庫業務の効率化と物流品質の向上を実現する。
そして日立物流ソフトウェアは、WMSのさらなる高付加価値化に向けた取り組みも加速させている。
「日本語だけでなく英語や中国語にも対応したグローバル展開、無線ハンディターミナルやRFIDと連動した庫内作業の進捗状況の見える化、Vocollect社の音声物流ソリューションを活用した生産性向上、物流KPIシステムを駆使した物流データの分析など、次代を見据えたソリューションを提案していきます」と松井氏。こうした新たな戦略が着実に動き始めている。
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